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2026/01/13
ミニカーとダイカスト
今年の干支(馬)とミニカー。
2026年、今年もよろしくお願い致します。皆さん、年末年始はいかがお過ごしでしたか? 私は昨年、母が亡くなりましたので喪中という事で何時に無く地味で、そのためか出かけもせずに、ゆっくりと過ごさせて頂きました。 さて、今年の干支は「馬」です。さらに60年に1度の「丙午」(ひのえうま)の年。「丙」も「午」も「火」の属性を持っているそうで、太陽のような明るさ、激しい情熱、勢いのあるエネルギーを象徴します。物事が一気に動き出し、新しい流れが生まれる「転換の年」と言われています。今年は、迷わずに一歩踏み出す事が必要ですね。
ということで、恒例の干支とミニカーを絡めてご紹介する企画です。馬と自動車の関連は深く、元々、主要移動手段が馬から自動車に発展した経緯があります。現代に至っても、自動車の出力は「馬力」、(近年キロワット(KW)に変わりつつあります。)自動車の形を表す「セダン」や「カブリオレ」、「ワゴン」や「クーペ」、「リムジン」なども馬車の形式の名残です。また、「ダッシュボード」なども馬車の部品の名残であり、自動車と馬の繋がりは切っても切れない関係にあります。ですから、馬と関係のある社名または車名を付けた自動車など、星の数程ある…と言うかと云うと、実はありません。何だろうか...何故か無い(笑)。ですので、少ない中から無理矢理こじつけてご紹介します。
馬と言って真っ先に思うメーカーと言えばイタリアのフェラーリでしょう。馬の名前ではありませんが、エンブレムの中央には前足を上げて立ち上がる黒い跳馬が誇らしげに輝いています。
正式には、この跳ね馬は「カヴァリーノ・ランパンテ」と言われ、もともとは第一次世界大戦のイタリア空軍のエースパイロット、フランチェスコ・バラッカのパーソナルマークであったそう。1923年、フェラーリの創始者でありレーサーであったエンツォ・フェラーリがレースで初優勝した際、バラッカの母であるパオリーナ伯爵夫人に出会い、エンツォの走りに感動した伯爵夫人から跳ね馬のマークを授けられた事がきっかけでした。 宮崎駿監督の「紅の豚」と少し重なりますね。
さて、フェラーリのミニカーは星の数程ありますので、変化球でご紹介。写真の白いミニカーは「フェラーリ・レインボー」、1976年のトリノショーで発表された実車は世界に1台のコンセプトカーです。フェラーリと言えばデザインはピニンファリーナが有名ですがこの車はランボルギーニ・カウンタックやランチャ・ストラトスなどのくさび型デザインの巨匠、マルチェロ・ガンディーニが手掛けました。
ミニカーはダイカスト製で日本の永大グリップ、1/43です。今から40年以上前のミニカーです。
写真手前もコンセプトカーであるフェラーリ・ミトス。1989年の東京モーターショーでデビューした美しい1台です。このモデルは都市伝説として、その2年後の1991年に発売されたホンダの軽自動車、「ビート」が兄弟車と噂され、ピニンファリーナが関わったのではと言われています。写真後ろはそのホンダ・ビート、確かに細部のデザインにミトスの面影があるのかも知れません。
私は実車のホンダ・ビートを人生で3台所有した経緯があり、そのうち1台は未だに我が家のガレージに鎮座しています。30年以上経っても色褪せない、素晴らしいデザインだと感じています。
次に馬のマークのメーカーと言えば、ドイツのポルシェでは無いでしょうか。小さいですがエンブレムの中央に描かれている馬は、ポルシェの本社があるドイツの都市、シュトゥットガルト(Stuttgart)市の紋章に由来しています
そんなポルシェのミニカーも、フェラーリ同様、何処に行ってもいくらでも手に入りますので、こちらも変化球でご紹介します。写真手前は私の世代でポルシェと言えばの定番、930ターボ。ミニカーは1976年に日本の可堂玩具のブランドであるカドー製、おそらく鋳造方法はホワイトメタルまたはアンチモニーです。凄く重い(笑)。アンチモニーは今ではめっきり少なくなったアンチモンという金属を使用した鋳造方法になります。赤と奥の2台は昔のドイツ製(西ドイツ時代)NZG 社のミニカー、ポルシェと言えばRR 駆動(リアエンジン・リア駆動)が有名ですが、あえてFR 駆動(フロントエンジン・リア駆動)の928とフルタイム4WD の959 をチョイス。白い73年式911カレラRSは日本の京商製、元祖イニシャルDこと「サーキットの狼」の主人公、風吹裕也のライバル、早瀬左近の愛機です。
最後に、馬の名前が車名の自動車です。それはアメリカのフォード社のスポーツカーである「マスタング」です。マスタングとは英語で野生馬の意味で、マスタングのエンブレムはフェラーリの跳ね馬とは対照的に、荒野を駆ける「ギャロッピング・ホース」となっています。
このマスタングのミニカーもフェラーリやポルシェに引けをとらない程、無数のモデルが存在します。
写真手前の赤いマスタングは製造国が珍しい、1060年代イスラエルのガムダ・クール社のダイカスト製1/43ミニカーです。黄色いマスタングⅡは昔1970年代のトミカの大型モデル、「トミカ・ダンディ」1/45です。トミカと言えば小さなサイズが一般的ですが、40年ほど前までは1/43サイズのモデルも存在していました。数年前に「トミカプレミアムRS 」という1/43のブランドが復活したのですが、残念ながら数モデルで停まってしまいました。
奥の白いマスタングは英国のコーギー製ミニカーです。いずれのモデルも40年以上経過していますが、樹脂やゴムパーツ以外のダイカスト部分は健在です。ダイカストの耐久性の良さが実感できます。
いかがでしたか、エンブレムにはそのメーカーの歴史や車たちに込めた想いの一端を垣間見る事が出来ます。最近はメーカーもSNS 配信を重視していて、エンブレムもスマホのアイコンで解る様に簡素化されています。
古き良き時代の歴史あるエンブレムも、味があって良いと思いますので、個人的には使い分けて欲しいなぁと思っています。さて、来年の干支は羊・次は猿かぁ。この企画も終わりかな?(笑)
皆様の一年が良い年でありますように















